千葉大学大学院融合科学研究科

English

情報科学専攻

教育目標

本専攻は,ヒトが知覚認知する情報・画像メディアを軸に,その知覚認知メカニズムの解明とその応用システムおよびシステムを支えるマテリアル開発の研究教育を統合的に行うことを目的としている。現代社会では,情報科学はあらゆる領域で主要な役割を果たしている。このため,情報処理領域はもちろんのこと,その数理的モデル化,ヒトの行動知覚認知を取り扱う行動科学,マテリアル技術によって支えられるイメージングマテリアル工学,ネットワーク技術,セキュリティや信頼性技術,医療福祉技術,リモートセンシング手法による計測・画像処理・解析技術,ハードウェア技術など,領域を超えた協力体制による統合的取り組みによる新しい科学技術の創生が不可欠である。本専攻は,本学の大きな特徴である画像処理領域,行動科学領域そしてイメージングマテリアル工学を基盤に,多領域の専門家による,研究者や高度職能人を育成する統合的教育研究を,コース間の密接な協力体制により行うことが大きな特徴となっている。

(1)画像マテリアルコース

コースの概要

テレビジョンの誕生以来80年,イメージサイエンス工学は近年益々の目覚ましい発展を遂げている。大画面薄型ディスプレイの進歩,固体撮像素子の進展,医学における画像診断の発展,画像記録・記憶素子の進歩,ディジタル印刷技術の発達,プリンタの高速高性能化,電子ペーパーの出現,環境におけるリモートセンシング画像計測における処理・解析,などイメージサンエンスが関連する分野は情報化社会を牽引する分野であり,社会に変革をもたらすような新技術の話題をしばしば提供している。従って,本分野に携わる人材には,多様な学問領域の修得・統合とそれに基づく総合的判断能力が要求される。本コースは,このような情報化社会の要求に応えるべく,化学・物理・数学を主とする基礎の上に,専門分野ではマテリアル,デバイス,システムおよびそれを利用する人間といったイメージサイエンス工学に係わる総合的教育研究を行うことに大きな特色があり,博士前期2年,博士後期3年からなる博士5年制のコースである。また,最近のディジタル技術の目覚ましい進歩に即して,人間の知能・感性という視点からの新しい取り扱いが必須となってきており,その視点を包含した教育プログラムであることも極めて大きな特色となっている。

教育プログラムの骨子

本分野に携わる人材には,多様な学問領域の修得・統合とそれに基づく総合的判断能力が要求されるので,本コースでは,化学・物理・数学を主とする基礎の上に,専門分野では画像に関わるマテリアル,デバイス,システムおよび人間の情報認知に関する総合的教育研究を行っている。

教育プログラムの特徴

マテリアル,デバイス,システムおよびそれを利用する人間といったマテリアルを中心とするイメージサイエンス工学に係わる総合的教育を行っている。この教育プログラムにより,情報化社会に変革をもたらしているイメージサイエンス工学分野において,情報化社会を牽引する高度の専門家や研究者を育成する。

博士前期課程の特色

画像を表示・記録するための電子ペーパー,薄型ディスプレイ,超高密度半導体デバイスからなる先端ナノマテリアル・デバイス分野と画像を伝達・処理するためのオプトエレクトロニクス,極限レーザー科学,先端フォトニクス技術,さらには,画像を認識・評価するための視覚情報処理,感性画像情報処理など,画像情報の創製から認識に関する広い研究分野における優れた問題解決能力を有する人材を育成することを主眼に教育を行っている。工業および情報の教職免許を取得できるように教育プログラムが設定されている。

また留学生を対象に、大学院教育をすべて英語で行なう「ナノ・イメージング国際融合プログラム」が設置されている(http://www.nd.chiba-u.jp/yugo-index.cgi)。

博士後期課程の特色

マテリアル,デバイス,システムおよび人間の情報認知に関わる工学などの多様な領域を融合した教育研究を行い,マテリアルとそれを支える分野における高い課題発見能力と応用展開力,研究遂行能力を持つ人材を育成することを主眼に教育を行っている。

 

(2)知能情報コース

コースの概要

情報科学が関与する中でも,人間を取り巻く環境における情報は,情報技術の発展に伴いますます重要になってきている。ヒトがどのように情報を発信し,伝送し,受信し,あるいは環境から得ているかという条件の中で,情報を扱う視点が本質的に重要である。そこでは,ヒトの知覚や認知特性に関する視点を,視聴触覚メディアなどの情報を行動科学的に,あるいは数理的に把握する基礎的領域のみならず,それらに整合した知的情報処理技術や,それを支えるハードウェア技術,通信技術,さらには現代社会で大きな課題となっているセキュリティ技術や信頼性技術はもちろんのこと,携帯性などを実現する半導体技術やマテリアル特性の把握など,幅広い領域が関係する。これから情報関係に携わる人材は,これらの多様な領域を統合的に理解するなかで,その専門性を高めることが不可欠である。本コースは,認知科学から数理,情報処理,メディア処理,ヒューマンインタフェース,ハードウェア,通信,マテリアル,リモートセンシング技術など多様な領域の専門家集団による統合的情報科学の教育研究を行うことに大きな特色をもつ。

教育プログラムの骨子

本コースは,認知科学から数理,情報処理,メディア処理,環境におけるリモートセンシング画像計測における処理・解析,ヒューマンインタフェース,ハードウェア,通信など多様な領域を基礎レベルから修得し,次代の情報処理技術を生み出すことのできる人材を育成する。

教育プログラムの特徴

認知科学から数理,情報処理,メディア処理,ヒューマンインタフェース,ハードウェア,通信,マテリアルなど多様な領域からなる統合的情報科学の教育研究を行い,めまぐるしく発展する情報分野を支える高度な専門家や研究者を育成する。

博士前期課程の特色

情報システム関係や画像などのメディア関係を中心とする情報工学分野における課題解決能力の高い人材を育成することを主眼に,教育を行っている。主に後期課程用に開設される行動科学系や計算論などの授業科目の履修も可能であり,さらに人文社会科学研究科前期課程(総合文化専攻人間行動分野)で開設される授業科目の受講も推奨する。また,同前期課程では,情報および工業の教職免許を取得できるように教育プログラムが設定されている。

博士後期課程の特色

情報工学・行動科学・計算論などの多様な領域を融合した教育研究を行い,画像や情報ならびに認知情報を核とした情報分野における高い課題発見能力と応用展開力,研究遂行能力を持つ人材を育成することを主眼に教育を行っている。